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海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)
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海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)
吉田 秋生
小学館

価格: ¥ 530
定価: ¥ 530
発売日: 2010/02/10  売上ランキング: -- 位
コミック / 在庫あり。
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 20件

[5点] 次巻が待ち遠しい
個人的には、舞台が都会ではない点や主要な登場人物たちがとても自然体なところが読んでいてホッとできます。読み手の気分が重くならないバランスで、人が生きる事と死ぬ事についても触れられていて、これから先、どんな展開になっていくのか楽しみです。吉田秋生さんのことは『BANANA FISH』時代から知っていましたが、実際じっくり読んだのは、『海街diary』が初めてでした。素人目からみても、やはり『海街diary』は絵がこなれていて非の打ち所がなく、さすがキャリアの長い漫画家さんだなあと感心させられるというか、安心して絵を楽しめる印象を受けます。すずちゃんとシャチ姉は姉妹の中でもルックスが似ているという設定ですが、実在する姉妹のように、「顔はどことなく似ているけれど別々の人間」なのだという部分もうまく出ていて、いつも感心しています。ドラマチックなストーリーという訳ではないけれど、また無性に次の話が読みたくなるシリーズです。 (2010-07-07)
[5点] 女のひとはすごいとつくづく思います
吉田秋生さんはずんずん進化・深化しています。
そんでもって海街Diary、
やっぱり女の人ってすごいと思います。
この漫画に出てくる女性陣の
地に足のついた思索と可愛らしさ、力強さといったらもう……
主人公の1人が、日頃ダメダメなナースだと思っている
後輩が亡くなった患者さんの体を清める作業の最中、
すっと声をかけているのを知って、
この仕事で大事なことをわかっている子、
優先順位がついている子だと判って見直すあたりは、
ほんとに唸るくらいうまい。
同時代に生きてて幸せです。 (2010-06-10)
[5点] 圧倒的な人物描写
登場人物の各人が精緻なキャラクター付けをもって物語を躍動する。
物語の構成はだれか一人に焦点を当てた章立てであり、再編集すると各人のスピンオフ作品が完成するほどの筆致である。脇を固める人物も決して疎かにしない丁寧な処理が施されているので、読み手にとって今後登場する人物が増えても安心である。
人物と鎌倉の風物との融合も四女がその土地に馴染んでくるに従い、春夏秋冬のイベントとともに鮮やかに描かれる。四季の彩りを堪能するにはカラーの表紙だけでは到底足りないのが残念である。 (2010-04-16)
[5点] 視点を変えると違った何かが見える・・・
人を見るとき、どうしても表面的なことや目立つ部分に目は行きがちだ。
でも少し視点を変えたり、環境がちがったり考え方が変わったりすれば、また違った面が見えてくる。
本作でも、自分の考え方が変わったり環境が変わったりで主人公達の気持ちが揺れ動いていく。
特に『止まった時計』では長女幸の揺れ動く思いが丁寧に描かれていた。
大好きだった彼との未来よりも、自分の道を家族と共に進んでいく決意をしたのは、他でも無い末妹すずの姿を見たからだ。

情景的というか、小説的というか、まるで向田邦子の小説を読んでいるような気になる漫画です。
鎌倉という街や風景・風土をうまく生かした作品だと思います。
特に『誰かと見上げる花火』では、主人公達が様々な場所からそれぞれの思いを胸に見上げる花火が印象的でした。
漫画好きな人は絶対読んで欲しい一作です。 (2010-04-10)
[5点] アライさーんってどんな顔?
海町diaryの3巻が出ていたのに昨日まで気がつかなくて桜の満開の頃に読むことになりました。吉田センセイごめんなさい(けっこう仮面か?)。さて、シリーズ連載も好調で今回の「陽の当たる坂道」も読者のみなさんも、もちろん私も大変面白く読ませてもらいました。吉田作品との出会いは20年前に近所の書店の娘さんから(今は漫画家になられたそうです)ぜひにと勧められた「BANANA FITSHU」でした。単行本で読んでいたので次の巻がじれったく、また楽しみでした。

「海町diary」は連載のペースも年4話くらいなので、もっとゆっくりなのですが1話ごとの密度が濃いので全然気にもなりません。ネームもそれだけじっくり取り組んでいらっしゃるからこその面白さなのでしょうか?

2巻のレビューにも書いたのですが姉妹たちの家族の日々を面白おかしく描いていますが、彼女たちにも悩んだり、落ち込んだり、酔っぱらったり、怒り狂ったり、泣いたり、嬉しかったり、悲しかったりする日常が鎌倉を舞台に過ぎていきます。ちょっと複雑な家庭の事情があるけれど今、ひとつ屋根で暮らす日々は過ぎてきた日々の上に築かれたもの。表題である「陽のあたる坂道」は、上り坂できつい。中学生のすずは駆け上がっていく坂道であるけど30歳の(いてっ!)シャチ姉にはゆっくりとだけど歩んでいく坂道。真ん中のふたりもそれぞれのペースで上る人生の坂道。

でも陽のあたる坂道なんだと思いますよ。いつかはそれぞれの道をいく日まで、姉妹の日常をつづった日記はこころに刻まれて行く筈です。この物語が完結するのはもう少し先のことでしょうし、もしかしたら最終回はずっと未来のある日かも知れない。けど、今、吉田センセイが描いている日々は彼女たちにとって輝いた青春の日々なの。この素敵な物語をなるべく長く読みたいけれど、最後にはみんな笑顔でいて欲しい。

や、たぶんやかましく終わるかもしれないけど・・。姉妹たちには八幡宮の大銀杏のようにとんでもないことがあっても、強くたくましく枝を伸ばしていって欲しいと願っています。

ところでアライさんの顔を見た方はいらっしゃいますか?見かけた方はご一報下さい。 (2010-04-09)

いっしょに売れてます